ぶどう膜炎とは

ぶどう膜炎は、眼球の内側にある虹彩、毛様体、脈絡膜(この3つをまとめてぶどう膜といいます)からなる非常に血管の多い組織に色々な原因で炎症が起こる病気です。病原菌(細菌・ウィルス・寄生虫など)による感染性のもの、免疫異常によるものなどがありますが、約40%は原因不明です。
日本ではベーチェット病、サルコイドーシス、原田病が全体の約半数を占め、3大ぶどう膜炎と呼ばれています。

ぶどう膜炎の特徴


症状 かすむ、まぶしく感じる、眼が赤くなる、目が痛い、歪んで見える、虫が飛んでいるように見えるなどの、程度や部位によってさまざまな症状がみられます。片眼のみのこともあれば、両眼に起こる場合もあります。
治療法 最もよく行われるのはステロイド薬の投与となりますが、炎症の状態に応じて、点眼、内服、注射、点滴などで治療します。治療の一番の目的は、視力低下を起こさないように炎症を抑えることです。